咬合育成(小児の歯列矯正)
お父様、お母様からよく聞かれる質問があります。
「子供の時に矯正治療をしたほうがいいのですか?」
症状にもよりますが、子供のうちにしかできない矯正治療があります。
具体的には、
- あごの前後的、左右的な成長をコントロールする
- 歯が埋まっている骨自体の幅を大きくし、スペースをつくる
- 乳歯から永久歯への生え変わりをスムーズに行わせる
- 歯並びに影響する普段からの癖(舌癖、睡眠態癖など)を直す
子供のうちにこれらのことにアプローチしておくことで、
- 歯を抜く確率を低くできる(当院ではなるべく抜歯をせずに矯正治療を行っております)
- 大人になってからの矯正治療の負担を少なくすることができる
- バランスの良い全身の成長が期待できる
など、多くの利点があるのです。
子供の矯正治療の開始時期としては、上下の前歯が生えそろった頃がいいと言われていますが、生え変わりには個人差があり、また受け口の場合はなるべく早く治療を開始したほうがいい場合もあるため、気になる点がありましたら、一度ご相談していただくと安心です。 |