重度の場合は命に関わります。心配な方はまずご相談ください。必要な場合は専門の病院をご紹介します。検査をして重症であればCpap療法※の適用になります。鼻マスクを装着して眠ることで、気道内の圧力を外気より高く保ち、気道が塞がるのを防ぎ、正しく呼吸できるようにする治療方法です。
※Cpap(Continuous Positive Airway Pressure)療法
軽症または医師が必要と認めた場合は、無呼吸用のマウスピースを当院で作成します。睡眠時に装着し、しばらく慣れていただいてから、再度検査、調整しながら経過を診ていきます。また、根本治療としては、アデノイド、口蓋扁桃の治療や手術、積極的に口唇・舌体操もお勧めしています。太っている方であれば、減量。アルコールは気道の筋力を低下させるので、就寝前のお酒は制限。タバコは気道の炎症を引き起こすので、本数を減らすか禁煙。いわゆる生活習慣の見直し、歯並び、顎の拡大や前方誘導などの矯正治療で改善することもあります。小さい頃からの正常な成長を促す咬合育成治療も予防的な効果があると考えます。
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